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“あめ市「敵に塩を送る」”

この時期になりますと、糸魚川から松本市にかけての市町村で「あめ市」の祭りが

開催されます。

駿河の今川義元に塩を絶たれた武田信玄に対し、越後の上杉謙信が塩を送ったこと

に始まるお祭りです。いわゆる「敵に塩を送る」と言う古事で、塩がいつから飴に

代わったかは不明です。

私が育った安曇野市にもあめ市があり、中学生のときは神輿を担がされたものです。


あめ市があるとふと思い出す先生がいます。中学の時に歴史を担当されていたU先生

です。

あめ市で売る「福あめ」の中に「引喜あめ」というのがあります。私が一番好きなあ

めで、あめを何回も引くことで空気の層ができてサクサクの軽い食感になります。パ

イ生地のあめ版と考えてくださればわかると思います。これを作るのには職人が高温

のあめのかたまりを竿にかけ、人力で何度も何度も引いて作るのです。(今では当然

機械化されているでしょうが)

U先生はこの作業のやり方を冗談交じりに話してくれるのです。


「いいですか、職人さんがあめを竿にかけてから引くとき、あめが熱いのと気合をい

れるために手に“ペッ ペッ”とツバかけてこすってから引くんでですよ。引くたび

にそれをやるんです。引喜あめが旨いのは職人さんのツバと手垢が付いてるからなん

ですよ。よ~く覚えていてください。」


大体の生徒はここで「え~」とか「げ~」とか言うのですが、まぁ、明らかに冗談な

のが分かるので笑いで終わります。

私が歴史好きになったのも、このU先生の話が非常に面白かったからでした。上記の

調子で授業が始まります。どんどん授業に引き込まれていき、あっという間に1時間

が終わります。そんな授業をされていました。

一番印象に残っている事は、生徒が教科書などを忘れて先生にそれを伝えると

「先生の授業がつまらなくて印象が薄いから君たちは教科書を忘れてきたんだね。こ

れは、そんな授業をしている私の責任です。」

と言って、教科書の角で先生自身の頭をご自分で叩くのです。決して生徒を叱責する

ことはしませんでした。教師の鑑のような先生でした。今、ご健在かどうかは不明で

すが、こんな先生が沢山いたらといつも思います。


松本市の飴屋さんには、あめ市期間ではなくても引喜あめを売っていますので一度ご

賞味あれ。(注)どのお店も本文に書いたような「ツバと手垢」は付けていませんの

で・・・あしからず。

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ゴールデンレトリーバーのマウイ&キィウィの事、世の中の事、・・・・・など書いているパパブログです。
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